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お客様の感想と運動会のご利用事例をご紹介

私たちはこうして運動会を大成功させました

「会社の一体感醸成」「社内の活性化」という目的 中部テレコミュニケーション株式会社(ctc)経営管理本部 総務人事部 内海様

「会社の一体感醸成」「社内の活性化」という目的

― 運動会を始めたきっかけはなんでしょうか。
2011年に創立25周年を迎えるため、何かしようということになりました。 ちょうど3年前に、中部電力グループからKDDIグループに変わり、新生ctcとして新しく何かを始めるという社長の思いも強く、「会社の一体感醸成」「社内の活性化」という目的のもと、全社員が参加するイベントを行うことになりました。
ソフトボールやサッカーなども候補には上がりましたが、全社員が参加しやすいことから、社内運動会にしました。
ctcの運動会の特徴は、入社1年目・2年目の社員が実行委員として企画・運営を自分たちで全て行うことです。総務人事部が事務局として実行委員のサポートをしますが、2年目の社員が中心となり、後輩となる1年目の社員を引っ張りながら運動会を企画していきます。
― 最初は大変だったのではないですか。
そうですね。やりたい事は運動会ということで明確でしたが、やり方が分かりませんでした。運動会をイメージすることはできますが、いざ企画していこうとした時に、何が必要なのか、どのように決めていくのかなど、細かいところで分からないことがたくさんありました。
そのような状況の中、実行委員が運動会.comへ問い合わせをし、失礼を承知で、企画や運営は全て我々で行うので、セレスポさんには実行委員をサポートしてほしいというお願いをしました。
セレスポさんには定例の実行委員会にも参加してもらい、運動会開催にあたって必要なことや、自分たち実行委員でできることは何かなど、実行委員会等の打ち合わせで決めていくことを整理するサポートをしていただきました。

見直して気づいた運動会の良さ

実は、運動会3回目の時に運動会に代わる社内イベントの見直しを考えました。運動会がどんなに良いものでも、社員全員が運動会を支持しているわけではないですし、新しいイベントにした方が良いのではないかという声も事務局や実行委員会からも上がりました。
― 見直しを行った時に、
やはり運動会となったのはどうしてでしょうか。
運動会は多くの人が集まりやすい点で優れています。誰にもすぐに分かる簡単な競技の集まりですので、参加もしやすいですし、観戦する側も応援しやすいです。社員だけでなく経営者も一緒になって1つのことに取り組めるということは、とても大事なことだと考えています。
実行委員ともいろいろと話し合った結果、運動会の中で新しいことを行い、毎年特徴を出していけば、運動会を変える必要はないということになりました。特徴を出すために、当初はエキシビションとして行っていたドッジボールが、今では目玉競技にもなっています。

会社の雰囲気を家族に見せたい

― 社員の家族の参加も多いようですね。
社員のご家族の参加は年々増えていて、今年は社員と家族あわせて700名程の参加者数となる予定です。実は、参加者数の想定が難しくなるので、事務局として当初は社員のご家族の参加についてはあまり積極的ではありませんでした。
しかし、実行委員からご家族の皆さんにも参加していただきたいという意見が上がりました。事務局としては可能な限り実行委員の意見を尊重する方針でしたので、ご家族の参加を決めました。
― 家族サービスの場を社員が求めていたのですか。
会社の雰囲気をご家族に見せたいと考える社員はいましたので、それを聞いた実行委員がご家族の参加を提案したのだと思います。ご家族の参加について、印象的なエピソードがあります。
運動会当日に競技とは別に、社員が歌やダンスなど自分が得意なことを披露するイベントを設けて募集したところ、応募者の中に親子で一緒にダンスを踊って発表した社員がいました。
ダンスを発表したその社員からは「家で娘と一緒にダンスの練習することになり、娘との会話が増えました」という話を聞きました。事務局ではまったく想定していなかったことで、驚きと共に家族のつながりのきっかけとなったことが嬉しかったのを覚えています。運動会を開催するということは、当日に参加いただくだけでなく、開催前から社員やご家族の方に何かしら影響を与えているのだということをあらためて気付かされました。

先輩・後輩のつながりが社風につながっていく

― これだけの社内行事になってくると、
任されている実行委員の反応はどういう感じなのでしょうか。
第1回目の開催時には実行委員から「何で自分たちが・・・」という印象を受けました。しかし、運動会を開催することが正式に決まってからは、運動会開催に向けて実行委員全員で無我夢中で準備を進めていったことを覚えています。準備を進める中では、もう何も余計なことは考えることはなかったと思います。
運動会当日、閉会式が終わった瞬間に会場から拍手が湧き上がり、気が付けば実行委員は皆泣いていました。参加した社員の方からも帰り際に「ありがとう、お疲れ様」と声を掛けてもらいました。あの瞬間があったから今も変わらず続いているのだと思います。
社員同士がつながっていくと、運動会に対する理解など自然に会社の雰囲気もできてくるように思います。今では、新入社員は2年目になったら自分たちが運動会の実行委員として企画・運営していくんだという気持ちを持っているようですし、それを支える社員も増えてきています。
― こうした関係が普段の業務にも生かせると良いですね。
入社して1年目・2年目の社員では、まだ、こうしたつながりの良さが分からないかもしれませんが、10年、20年経ち、それなりの立場となって仕事をしていく頃にはこのつながりを生かせるようになっていると思います。
ctcは、中部5県下で情報通信サービスを提供しています。新入社員として同時期に入社しても、それぞれ違う部署や異なるエリアで仕事をすることになるため、同期入社でも会う機会が少なくなってきます。
そうした中で、運動会を一緒に作るために、半年間、ある意味強制的に同期が集まることは、絆を深める機会にもなっていると思います。運動会の実行委員会を定例開催する以外にも分科会を開いたり、実行委員それぞれが自分の役割を遂行すべく定期的に連絡を取り合ったりして、関係を築いていきます。
運動会終了後には反省会を行い、来年の開催に向け改善内容を出していきます。反省会で出された改善内容を次につなげるところまでが、実行委員である2年目社員の役割なのです。これは、通常の研修ではなかなか教えられないことだと思っていますし、運動会の企画・運営という会社のプロジェクトを任せられる実行委員は、とても貴重な経験をしていると思っています。
― 次につなぐところで終わるのが良いですね。
つなぐ先が明確なのでわかりやすいと思います。実行委員の中で先輩・後輩のつながりもありますし、今では多くの部署に実行委員を経験した先輩社員も増えてきています。
自然に会社全体でつなげていく形が広がりつつあるように思います。身近な先輩社員が気にかけてくれるという話もよく聞きます。このような関係性が自然とできるようになってきているので、これが10年・20年と続いてctcの社風として定着させられたらよいですね。

運動会を通じて社員に力を与えていく

― 運動会が職場環境の一部として機能しているのですね。
「ctcの運動会」というスタイルが固まってきた中で、
さらに良くしていきたいと思うことは何でしょうか。
まず、できるだけ長く続けたいと思っています。ただし、必ずしも運動会とは限りません。もっと良いものがあるならば、変えてもよいと思っています。「1年目・2年目の社員の協力関係で成り立っている」「若手社員が成功体験をしていく」「全社が一体となる」、これらができるものであれば何でもよいと思っています。
付け加えるのであれば、せっかく社員のご家族の皆さんに参加いただいているので、「家族と社員、家族と会社のつながり」をもう少し増やしていきたいです。今はまだ、家族と会社のつながりを感じる機会は少ないと思っています。社員のご家族に、自分の身内が働く会社としてctcならば安心だと思ってもらうことが大事だと考えています。
結果として、ご家族に参加いただこうという、実行委員からの提案は本当に良かったです。社員からの「ありがとう」も、自分の働くctcの運動会でご家族と一緒に楽しんでいただけたことの証しだと思います。これからも運動会を通じて、家族と会社のつながりをさらに深めていきたいと思います。
運動会を始めて、いろいろな効果が社内にあらわれてきています。だからこそ、やめたくないし、やめないようにしていきたいのです。このカタチをつないでいくことは、会社として大事なことです。今に満足せず、これからも取り組み続けたいと考えています。
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